- FLEX / HPCサービス"SX-Aurora TSUBASA"
- SX-Aurora TSUBASAをクラウド上で唯一安定的に使える
- SX-Aurora TSUBASAを専有できる
会社のご紹介
“量子アニーリングによる最適化計算の普及” を目指す
スタートアップ企業
株式会社Jijは、量子アニーリングによる最適化計算という、新しい計算技術の普及を目指すスタートアップ企業。
現在、HPCや量子アニーリングといった技術を使った最適化計算のためのクラウドサービス「JijZept」（β版）を提供している。
「JijZept」のユーザーとしては東邦ガスなどのインフラ系の企業や通信系の企業が多く、NECやIBMとはパートナーシップを結んでいる。
【最適化計算とは】
様々な制約がある問題に対して、最適な解を求める計算を指す。
最適化計算が活用される分かりやすい例が、物流における配送ルートの問題。
複数のドライバーが配送先のスケジュールを考慮して、大量の積み荷を適切かつ効率的に配送できるルートを計算するのは簡単ではない。この計算には多くの制約と、膨大な数のルートなどの選択肢があるためだ。
複雑な最適化計算は、量子コンピューターの活用が見込まれる分野として注目されている。
<最適化計算の活用が見込まれる分野の例>
創薬、材料開発、金融・市場のシミュレーション、エネルギー効率改善、触媒・酵素の設計、物流の最適化、機械学習など
【量子アニーリングとは】
最適化計算に特化した、量子コンピューティングの方式。
「JijZept」とは？
専門知識がなくても、量子アニーリングによる最適化計算が行えるクラウドサービス
JijZeptの利用事例
豊田通商株式会社は、JijZeptを利用し道路を走行する自動車の待ち時間が最短になるよう信号の点灯パターンに関する最適化を実行。その結果、交差点において自動車が信号で停止せずスムーズに流れやすくなり、自動車の待ち時間を約20％削減することに成功した。本事例はThe wall street journal.にも掲載されている。
KAOGOYA を選んだ理由、使ってよかった点
SX-Aurora TSUBASAをクラウド上で唯一安定的に使える
SX-Aurora TSUBASAは、以前に一度NECさん経由で使わせていただいた経験があり、非常にいい計算技術であることは知っていました。とはいえ、自社でハードウェアを購入して運用するのは、コストも手間もかかってしまいます。サービスのバックエンドリソースとして使うのは、なかなかハードルが高いというのが正直なところです。
そこでNECさんには、「どうにかクラウドでできないか」ということをずっと相談していました。しばらくしてNECさんから「カゴヤさんに相談してください」と教えていただいて、契約するに至りました。
私どもからすると、SX-Aurora TSUBASAをAWSやAzureのように、クラウド上で使えるのは大きなメリットですね。カゴヤさんのFLEX HPCサービスは、現時点でSX-Aurora TSUBASAを安定的に使える唯一のサービスだと考えています。
実際、SX-Aurora TSUBASAの機能を専有しながらも非常に軽く使えています。契約して1年たちますが、安定稼働を続けており大きな問題も起こっていません。
SX-Aurora TSUBASAを専有できる
AWSなどのクラウドサービスは使い勝手がよい反面、ハードウェアを専有できるわけではありません。SX-Aurora TSUBASAのような特殊な計算機での場合、専有できないと自分達のシステムと連携するのはほぼ不可能です。
その点、カゴヤさんのFLEX HPCサービスならSX-Aurora TSUBASAを専有して使うことができます。おかげで自社システムに簡単に統合できたというのは、カゴヤさんを選んで一番よかった点ですね。
「SX-Aurora TSUBASA の良さをもっと知ってほしい」
当社では、SX-Aurora TSUBASA上にDockerコンテナをのせて、開発環境として利用しています。
SX-Aurora TSUBASAは、単なる計算機能として使うのではなく、Docker技術をうまく活用すれば開発環境としても使えることはもっと知られてよいと思いますね。SX-Aurora TSUBASA上にDockerコンテナを載せる方法は、今後ドキュメント化して公開したいと考えています。
今後の事業展開
JijZeptを世界における最適化計算のスタンダードに
来年の春には、JijZeptを本番サービスとして一般ユーザーに公開することを予定しています。現時点で最適化計算の他のソリューションを使っていて満足されていない企業様には、是非JijZeptを試していただきたいですね。
また最適化計算を使えば現状の課題を解決できるのに、専門知識がないことで使えていない企業様も多いです。JijZeptはそういった企業様にも活用いただけますので、ぜひ知っていただきたいと思っています。5～6年後には、JijZeptを最適化計算における世界のスタンダードにすることを目指しています。
