メールサーバーの乗り換えでGmailヘの不達問題を解決、複数ドメインもまとめて管理

株式会社コレックホールディングス

公開日:

会社名 株式会社コレックホールディングス
事業内容 ・メディアプラットフォーム事業
・アウトソーシング事業
・エネルギー事業
企業URL https://www.correc.co.jp/

技術本部・CTO執行役員 佐源太 丈二 氏
自社のシステム開発及び、企業内情報システムを担当。
開発案件のマネジメント業務を担っている。

ご利用中のサービス
  • メールプラン / 専用タイプ
採用の決め手
  • CSVを使ったメールアカウントの一括管理機能
  • 複数アドレスでのメール管理が可能
  • SPF・DKIM・DMARCに対応し、なりすましメール対策が可能
  • メールアカウント無制限でコストパフォーマンスが高い

株式会社コレックホールディングスは、「情報コミュニケーションに感性と体温を。」をパーパスとし、ウェブメディアの運営やセールス・マーケティングプロセスの受託、太陽光パネルの販売・設置など、幅広い事業を手掛けています。 同社は、2024年9月1日のホールディングス化に伴い、他社メール環境からKAGOYAメールサービスへの移行を決定しました。ここでは、移行の経緯やサービス選定の理由について、技術本部の佐源太様にお話を伺いました。

※株式会社コレックホールディングスは持株会社化にともない、2024年9月1日を機に、社名が株式会社コレックから株式会社コレックホールディングスへ変更されました。

 

御社の事業内容を教えてください。

当社の事業は主に3つに分かれます。一つ目は、メディアプラットフォーム事業です。これまでの事業ノウハウや実体験を活かし、人だからこそつくることができる「温かみ」あるウェブメディアを複数展開しています。二つ目は、アウトソーシング事業です。現在では、セールス・マーケティングにおける企業のサプライチェーンの一部業務を受託しています。三つ目は、太陽光パネルの販売・設置です。2024年5月に、同じく太陽光事業を営む、株式会社Aoieが当社グループに参画したことで、これまでの販売のみならず、設置までを一貫して対応することが可能となりました。

 

持株会社化に伴う大規模なドメイン変更作業が必要で、
迷惑メール・なりすましメールの対策も必須要件でした。

メールサービス移行前の課題・導入の経緯を教えてください。

 

以前は、レンタルサーバーに付随するメールサービスを利用していました。持株会社化に伴う社名の変更にあたってドメインが変更となり、500~600あるメールドメインを変更する必要が生じました。当時利用していたサービスでは、メールドメインの変更を一括で行う術がなく、全て手動での作業が必要でした。ドメインの変更だけでもかなりの工数が必要なため、必然的に乗り換えを検討することになりました。
また当時、Gmail宛てにメールが届かない事態が頻発していました。Gmailを利用するクライアントも少なくなかったので、迷惑メールやなりすましメールへの対策の必要性もあり、メールサービスの乗り換え検討を進めました。

 

移行前の課題解決及び、内部統制・セキュリティの
観点から複数社検討しました。

メールサービスの選定基準には何がありましたか。

移行検討の理由になった、ドメイン変更のためにCSVでの一括登録が可能なサービスであることや、なりすましメール対策は大前提としてありました。その他には、メール送信の際に添付ファイルの取り扱いについて危惧する状態も散見されていたため、脱PPAP対策ができるものを探していました。また、内部統制の観点からメールの管理方法に関しても確認しており、コスト面と合わせて法人向けのメールサービスを複数社、比較検討しました。

CSVの一括管理、SPF/DKIM/DMAC対応
複数ドメインの管理も楽でユーザー数も無制限

KAGOYAのメールサービス導入の決め手は何でしょうか。

まず、課題であったドメイン変更について、CSVを使用して一括でメールアカウント管理ができる点です。加えて、メインアカウントで複数のドメインをまとめて管理できる点が魅力的でした。他社の法人向けのメールサービスもいくつか検討したのですが、KAGOYAメールサービスの管理機能が最も当社の要求に適していると感じました。
また、SPFやDKIMによるなりすましメール対策や、メールアカウント数が無制限であることも大きな決め手になりました。他社の法人向けメールサービスはアカウント単位での課金が一般的ですが、KAGOYAのメールサービスではその心配がないため、コストパフォーマンスに優れていると感じます。

(参考)メールアカウント一括設定のイメージ図

 

専用タイプのサービスに決めたのは、
安定性が高くセキュリティの拡張性もあったから

なぜメールプランの中で、専用タイプのサービスを選択されたのでしょうか。

移行前のメールサービスでは共用サーバーを使っており、他社の利用状況に影響されてメールが送受信できなくなることが時々ありました。年に数回は、障害でメールの送受信が数時間できないといった状況で、実際の業務にも支障がでていました。そのため、移行後のサービスでは自社専用で安定した環境で使える方がよいということで、専用タイプを選択しました。

また、セキュリティの面でも諸々確認させていただいたのですが、各種機能が揃っており、上位プラン(メールプラン エンタープライズ)では個別のチューニングも可能で、今後セキュリティを強化することになった際にもアップグレードしやすい点も選択の決め手になっています。あとはメールの容量ですね。
また監査の観点で、専用タイプでは送受信logの保存が可能なのですが、メールアーカイブの利用も検討しており、必要に応じて追加で利用したいと考えています。

 

移行作業もメール対策も滞りなく完了し、
UIも使いやすく、安定して使えています。

移行作業はスムーズに完了しましたか。サービスの使用感も併せて教えてください。

 

移行前のサーバーにメールアカウントのエクスポート機能がなかったため、メールアカウントのリスト自体を用意するのに時間はかかりました。しかし、メールアカウントの登録については、CSVを利用して簡単に一括で行えたので、特に手間もなく移行できました。メールアカウントの登録作業でも、特にトラブルが起きることもありませんでした。

SPF・DKIMなどのなりすましメール対策では、ネームサーバーをKAGOYAに変更する必要があり、その点はDNSに詳しくないWeb側の担当者であればつまずいているかもしれません。

ただ当社の場合は、エンジニアでそのあたりの知識があったこともあり、滞りなく完了できました。その他に、移行作業で全体を通して困るようなことは特になく、スムーズに完了できたと思います。

使用感については、UIがまとまっていて使いやすいと感じています。管理面も改善されました。また、社内でも以前課題のあったGmail宛のメールが届かないという声も、移行後は上がっていませんし、不具合や障害なども起きずに安定して使えています。

 

今後、KAGOYAのメールサービスで実現したいことはありますか

現在、データ共有時にメールにパスワード付きZIPファイルを添付して送信するケースが見受けられます。持株会社化の業務が落ち着いたら、誤送信防止・大容量ファイル送信機能のあるActive! VaultActive! Gateの添付ファイルダウンロード機能を使い、セキュアにファイルを送れるようにしたいですね。

 

 

今後の事業展開

今後は、メーリングリストを活用する機会が多いので、独自ドメインを利用したメーリングリストの運用もできるとより柔軟な運用ができると感じています。サービスの課題感としては、転送専用のメールアカウントを作成すれば、実質同じことが可能ではありますが、受信専用のメーリングリストを作りたい場合には少し手間かなと感じています。

株式会社コレックホールディングスでは、より多くのお客様に安心してサービスを利用いただけるよう、今まで以上にセキュアな環境を整え、今後もより良いサービスを提供していきます。

記事でご紹介したサービス