業務システムのサーバーコストを10%削減、サーバー提供スピードも改善

学校法人 三幸学園

公開日:

会社名 学校法人 三幸学園
事業内容 医療事務、スポーツ、美容、保育、ウェディング、製菓、調理、栄養などの専門教育を提供する教育機関
企業URL https://www.sanko.ac.jp/

情報システム部 主任 野辺地 由実

ご利用中のサービス
  • FLEX / クラウドサーバー
  • FLEX / ベアメタルサーバー
採用の決め手
  • サーバー提供スピードの迅速化
  • 月額制・定額制でコスト削減
  • データセンターが西日本にあり、BCP対策にもなる
  • きめ細やかなサポートで、担当者の知識が十分でなくても導入が可能

学校法人三幸学園は、1985年3月に設立され、全国12都市に60以上の専門学校、大学、短期大学、高校等を運営しています。三幸学園の運営校では現在、約49,000名の生徒が在籍しており、医療からAI・ITまで幅広い分野の学習を提供しています。今回、同学園の業務システム基盤として、KAGOYA FLEX を選定した理由について、システム部の野辺地由実様にお話しを伺いました。

 

サーバー構築の迅速化とコスト削減を実現できることが決め手に

KAGOYA FLEX をお選びいただいたのはなぜですか?

KAGOYAさんのサービスを選んだ最も大きな決め手は、サーバー構築までのスピードアップと、コストカットを実現できる点ですね。

これまで使用していた他社のプライベートクラウドサービスでは、サーバー構築まで時間がかかることが問題となっていました。場合によっては適切なプランの選択等に時間を要するため、長いときはサーバーが提供されるまで1ヵ月かかることもありました。

KAGOYAさんのFLEXを導入した当時は、学内のシステム化・DXが盛んになっておりサーバー構築までのスピード感が求められていました。FLEXであれば、サーバー提供までが迅速でスピード感を改善できます。

 

そのうえ、コストカットを実現できるのも大きかったですね。従来から使っている他社のプライベートクラウドサービスは、年間契約でサーバーを契約する必要があります。一方で学内では、テスト用などで数ヶ月しか使わないサーバーもあるのです。そういったサーバーを、従来から使っている他社のプライベートクラウドサービスで構築すると、コストパフォーマンスが悪くなってしまいます。

そこで、そういったサーバーを構築する際は、月額での利用が可能なFLEXを選ぶわけです。最初は勤怠管理システムのサーバーとして導入を始めたのですが、コストメリットを実感できたので、今では経費精算システムなど他の業務システムのインフラ基盤としても利用が拡大しています。また、迅速なサーバー構築が求められる公開用Webサーバーとしても活用しています。FLEXを使うようになってから、10%程度の大幅なコストカットにつながりました。

ご提案

物理サーバーとクラウドサーバーの併用でコストを最適化

あらかじめ必要なリソースが見込める業務システムはランニングコストを抑えられる物理サーバーを利用し、迅速にサーバー構築が必要となる公開用Webサーバーは月額固定料金でイニシャルコストを抑えられるクラウドサーバーを活用することで、コストを最適化できます。また、引き込み回線で業務システムは拠点間接続とし、公開用Webサーバーとは通信経路を分割することで、高いセキュリティも実現できます。

 

西日本に拠点があり、BCP対策を実現できる点もサービス選定の大きなポイントに

私たちのIT拠点は東日本にあり、現状、西日本に拠点はありません。一方で三幸学園が運営する学校は、東日本だけでなく全国に広がっています。

東日本で震災が発生しても、西日本のFLEXがあれば最悪サーバー自体は守られBCP対策になるのもサービス選定の大きなポイントになりましたね。万が一何かあったときには、西日本のFLEXを使うという選択肢があるのは、大きなメリットだと当時から感じていました。

 

予算取りの都合上、費用の読めない従量制課金のIaaSは選べなかった

サービス選定の際、AzureなどのIaaSも選択肢には入っていました。しかし、従量制課金で費用の読めないIaaSは選べなかったという経緯があります。

私たちは学校法人で入学者の数が最初に決まるので、年度内に使える予算も最初から決まってしまうのです。こういった背景があり、従量制課金で金額が決まらないと予算の確保が難しくなります。

その点、KAGOYAさんのFLEXは定額で利用が可能です。FLEXのような料金体系のサービスであれば予算の確保がスムーズに行えるので、AzureなどでなくFLEXを選びました。

 

技術面で細かいところまでサポートしてもらい、スムーズに導入ができた

 

KAGOYA FLEX スムーズに導入できましたか?

従来から使っている他社のプライベートクラウドサービスでも、技術面ではサポートを頼っていました。サーバーの一部を移行するにあたって、十分なサポートを受けられるかという懸念があったのは事実です。

でも実際には、KAGOYAさんに回線の引き込みやWebサーバー構築など細かい点まで丁寧に支援いただき、スムーズに導入できました。そのあたりの知識が当時の我々にはあまりなかったのですが、KAGOYAさんのサポートがあったおかげで、大きなトラブルが発生して困った記憶はありません。

我々ユーザー側の知識が十分でなくても、何かあればサポートを頼れる点も、KAGOYAさんのFLEXを使い続けられている理由だと思います。

 

 

これからも適材適所で、引き続きFLEXを使っていきたい。

今後、FLEXをどのように利用したいなどのお考えはありますか?

我々は、時代のニーズにあわせて多様な事業を展開しています。新規事業や新たな学校が立ち上がる際にはサーバーをたててホームページを開設しますが、今の時代は迅速な対応が求められます。これを学校法人で実行するとなると、構築段階で費用が明確かつ、いかに早くサーバーを準備できるかが大事なポイントになります。

また現場の業務負担軽減のために、新たな学内システムの導入も増えていますが、ベアメタルサーバーであれば、費用を抑えつつ迅速にサーバーを構築することが可能です。このような理由から、これまでと使い方自体は変わりませんが、KAGOYAさんのFLEXは今後も使い続けたいと考えています。

記事でご紹介したサービス

  • ベアメタルサーバー

    物理専用サーバーを月額定額料金で。処理速度が速いハイスペック環境を低価格で専有できます。

  • クラウドサーバー

    VMwareベースの仮想専用サーバーを月額定額料金で。HA機能 (冗長性) も備え、万一の障害発生時も安心です。