会社名 | 情報技術開発株式会社 |
---|---|
事業内容 | ソフトウェア開発、ITインフラサービス、システム運用サービス、データセンターサービス、組み込み開発、半導体評価・解析、ソリューションサービス |
企業URL | https://www.tdi.co.jp/ |
情報技術開発株式会社
ソリューション本部 ソリューション企画部
担当部長 植島 淳一 氏
ソリューションビジネスのプロモーションやマーケティングを担当する、ソリューションサービス製品開発の責任者。tdiグループにおける、新しいソリューションビジネスの企画検討も行う。植島氏が在籍するソリューション本部は、本記事で取り扱うデジタルサイネージサービス「DAiS Signage」だけでなく、AI・データ分析のビジネス、ERPなどを中心に手掛ける。デジタルサイネージを、来客分析と組み合わせて提案できるのも強み。
- FLEX / クラウドサーバー
- FLEX / ベアメタルサーバー
- 数千台規模の端末のリクエストを遅延なく処理できる
- 24時間365日落とさないサービスである
- スケーラビリティがある
- 月額定額制で試算コストを計算しやすいことに加え、必要費用も大幅に節約
- システムのフロント部分に専用UTMを設置可能
会社のご紹介
ニーズに合わせたサービスをワンストップでご提供
当社ではソフトウェア開発やITインフラサービス、組み込み開発など多彩なサービスを幅広い業種のお客様に対して提供しています。その上でお客様のニーズにあわせてサービスのコンサルティング・開発から保守・運用まで、ワンストップ提供させていただくのが私共の特徴です。
【tdiグループの提供サービス】
デジタルサイネージサービス「DAiS Signage」とは
他社サービスと比較した際の強み
■現場に手間をかけない
まずは運用において、現場に手間をおかけしないということです。監視や自動リブートの機能を備え、機器にトラブルが発生した際も自動的に解消する仕組みを実現している点が強みです。
■操作が簡単で管理機能が充実
ブラウザ上の簡単な操作だけでコンテンツを配信できる上に、柔軟な設定が可能な管理機能もDAiS Signageの強みといえます。たとえば数千台の機器に対し一斉配信をかけられるのはもちろん、数台・数十台ずつグループを割り振りながらの配信や個別配信も可能です。
また年末年始やイレギュラーな営業時間の変更などでもあらかじめセットしておけば店舗側の営業時間にあわせて、指定した時間に配信ができるよう柔軟に対応する機能もあります。
配信のグルーピング関しても、DAiS Signageの強みと言えます。他社サービスではグルーピングはたいてい1階層までですが、DAiS Signageでは3階層まで設定した管理が可能です。
■本部側・店舗側双方向からの管理が可能
本部で全店舗の配信を一括で管理したいというお客様もいれば、店舗側で店舗独自の施策を打ちたいというお客様もいらっしゃいます。DAiS Signageでは店舗個別の管理者アカウントを作成する機能があり、本部からの管理も店舗ごとの管理も可能です。このように双方向からの管理ができる点も強みですね。
■移設・移行の作業も簡単
DAiS Signageには、店舗ごとにマスター情報のようなものをCSV形式のデータで管理できる機能があります。そのため店舗の移設が発生した場合や、配信先のスーパー様がかわって複数店舗の移行が必要になった場合の作業も簡単です。
KAGOYA を選んだ理由
月額定額制でコストを計算でき
コストの削減も可能で、且つ柔軟な構成
実現したい要件 としては、下記の3点がありました。
- 数千台規模の端末のリクエストを遅延なく処理できること
- 24時間365日落とさないサービスであること
- スケーラビリティがあること
当社では一部お客様にはパブリッククラウドも利用しているのですが、従量制課金なので実際のコストは結果が出てくるまでわかりません。実は、パブリッククラウドで1,000台規模で運用した際にFLEXクラウドサーバーを使う場合に比べて、コストが2倍近くになるなど予想外の費用が掛かったことがあり、そこまで乖離が出ると思っておらず大変驚きでした。当初はパブリッククラウドでも「カゴヤのサービスと同じぐらいの料金になるかな」と想定していましたから。
パブリッククラウドにも良さはあると思いますが、サービスやお客様毎の利用想定に応じて構成やコストを見極めて利用していくことが大事だと思います。
カゴヤさまのサービスでは、DAiS Signageのフロント部分にUTMを配置することができた点も大きいです。監視サーバー用に、物理専用サーバー「FLEX ベアメタルサーバー」を利用しています。こちらが実現したいことに対して柔軟な構成が可能だった点もカゴヤさまを選択した理由です。
「FLEX クラウドサーバー」で高い可用性を実現
VMware基盤でスケーラブルな仮想サーバーを回線費用込みの月額定額で提供しています。システム基盤はHA構成で、利用中の仮想サーバーが稼働している物理サーバー上で万一障害が発生した場合でも、別の物理サーバー上でその仮想サーバーが自動で再起動されるため、高い可用性を実現できます。
また、トラフィックが増大するとクラウド型UTMの処理能力がネックになるため、遅延なく処理できるようアプライアンス型の物理UTMを設置することで、処理能力を落とさず高いセキュリティも実現しました。
サービスの使用感は?
日本語によるサポートが24時間提供されており、
スケーリングなども連携しながら実行できるため安心です。
日本語サポートが24時間提供されている点は、1つの安心材料です。以前、夜中にインスタンスの1つが動作しなくなった際に、当社側で解決できずカゴヤさまのサポートへ問い合わせたことがありました。その際には、カゴヤさま側の権限で再起動いただいて、無事解決しています。
スケーリングが必要になったときには、連携を取りながら対応できる点もよかったです。
パブリッククラウドの場合は、管理画面上から簡単にインスタンスの追加などができる点で手軽ですが、作業中のトラブルはユーザー側の責任です。一方でカゴヤさまに依頼して実行していただく場合には、双方で監視をしながら必要な対応を進めることが可能なので、全て自己責任で行う場合に比べて一緒に作業していただける安心感があります。
またパブリッククラウドの場合は、社内のメンバーが誤って管理画面を操作しスケーリングを実行してしまう可能性もあります。その点、そういったミスが発生する不安がないのも安心材料です。
今後の事業展開
お客様のDXを推進するソリューションとして
サービスを大きくしていきたい。
デジタルサイネージでは、モニターに付属するカメラを使い来店された顧客の年代や性別などの属性データを収集することができます。このデータを活用して、お客様の販促活動を促進するようなサービスを展開したいと考えています。
たとえばサイネージが取得したエリア・売り場ごとの利用者層の情報からエリア毎のコンテンツ施策を打つことも可能です。
また、当社のAIやデータ分析を担当する部門と連携して顧客データを使って来客予測をすることもできるため、収集した顧客データを参考に、店舗運営の効率化も図れると考えています。
日本では、多くの企業でDX化が進んでいる状況です。
一方で、店舗で使うポスターやポップを紙で作るなど、世の中にはアナログなものも多々あります。
デジタルサイネージを軸にしながら、その周辺機能やシステムを適宜組み合わせることで、そういった現場でのお客様のDX化の推進にも関わっていきたいです。