レンタルサーバーには種類があるって知ってる?共用サーバーと専用サーバーの違いを紹介
一口にレンタルサーバーと言っても、KAGOYAでは更に共用サーバーとマネージド専用サーバーとで細分化することができます。
当然ながらこの2つの違いは名称だけではなく、その特徴にも違いがあるサーバーとなっています。
共用サーバーの特徴
共用サーバーはその名の通り、1つのサーバーを他のユーザーと共用して使用するサーバーを指します。
もちろん共用利用といっても自分で契約したメモリ容量を他人に使われることはなく、単純に1つの箱の中に他のユーザーの契約も入っているというイメージです。
このように同じサーバーを複数のユーザーが使用することになりますので、多少なりとも他のユーザーのサーバー使用状況による影響が発生する可能性が出てきます。
※他のユーザーによってサーバーダウンを引き起こされる可能性はありますが、その頻度は極端に低いです。
ただし、その代わりに比較的安価に利用できるのが、この共用サーバーの特徴となっています。
【共用サーバーの特徴】
・1つのサーバーを他ユーザーと共用する
・安く利用できる
・他のユーザーの影響を受ける場合がある
マネージド専用サーバーの特徴
次にマネージド専用サーバーの特徴についてですが、こちらも「専用」と名称についている時点である程度は理解できると思いますが、1つのサーバーを自分だけで専有して使用することができるサーバーを指します。
そもそもサーバーは、その性能を超えて同時にアクセスがあるとダウンしてしまうため、複数のユーザーが1つのサーバー内でいくつもサイトを立ち上げてしまうと、同時アクセスが集中してしまう可能性が高くなります。
その点、このマネージド専用サーバーではレンタルサーバーでありながら自分で1つのサーバーを専有できるため、そういったサーバーダウンやサイトの表示速度遅延などを回避することが可能となります。
ただし、自身のサイトだけであっても、そのサイトに大量の同時アクセスが集中してしまえばサーバーダウンは発生するので、これを回避するにはよりスペックの高いマネージド専用サーバーを選ぶ必要があります。
【マネージド専用サーバーの特徴】
・1つのサーバーを専有できる
・共用サーバーより高い
・サーバートラブルを回避できる
どちらがオススメ?
ここで気になるのが「では、自分のサイトの場合はどちらのサーバーが良いのか?」という点です。
そこで、ここからは具体的なPV数やサイトの種類などを目安として、共用とマネージド専用のどちらが最適化について紹介します。
共用サーバーがオススメの人
- コーポレートサイト
- アフィリエイトサイト
- キャンペーンサイト(エリア限定など)
基本的にサイトへのアクセスがそもそも多くなく、大々的に広告を流す予定がない場合は共用サーバーで問題なくサイト運用することが可能です。
キャンペーンサイトに関しても、アクセスが集中したとしても地域的な祭りなどの場合であれば、共用サーバーで問題なくサイト表示させることが可能です。
※全国から人が集まる大きな花火大会などの場合は、共用サーバーでは耐えられないことがあります。
マネージド専用サーバーがオススメの人
- ECサイト
- 大規模メディアサイト
- キャンペーンサイト(チケット予約など全国からアクセスが想定されるもの)
そもそも普段から大量にアクセスを集めているサイトだったり、ECサイトやサイトボリュームが数千数万ページある大規模なメディアサイトの場合はトレンドなどによって急激にアクセスが増える可能性があるため、マネージド専用サーバーであらかじめ対策を取っておく必要があります。
また、前述でもご紹介の通り、キャンペーンサイトの中でも全国からアクセスが予想される人気チケットの予約サイトなどは高確率でサーバーダウンが起こる可能性がありますので、マネージド専用サーバーに加えてオプションなどでアクセスが集中する時間や日にちにサーバー強化を行う必要があります。
まとめ
共用サーバー | マネージド 専用サーバー | |
---|---|---|
サーバー | 他ユーザーと共用 | 専有できる |
月額 | 安い | 高い ※安価な024vという プランもある |
他ユーザーの 影響 | 稀に影響を受ける | 受けない |
基本的には、世の中のほとんどのサイトは共用サーバーでも問題なくサイト運用していくことが可能です。
しかし、特殊なケースとして大規模サイトや利用者の多いECサイト、特定の時期に集中的にアクセスされるようなキャンペーンサイトなどは、マネージド専用サーバーなど他のユーザーの影響を受けない自分だけで専有できるサーバーが必要になります。