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インスタのビジネスチャットについて|機能やメリット・デメリット

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インスタグラムのビジネスチャット

インスタグラム(Instagram)には個人間でメッセージのやり取りを行うことができるDMという機能がありますが、実は1対1のチャット機能だけではなくビジネスチャットとして利用できる機能も搭載しています。

無料で開始できる割に多くの機能を利用もできますので、この記事でそのメリットやデメリットも含めてご紹介します。

インスタのビジネスチャットとは?

まずは、そもそもインスタのビジネスチャットがどういったものなのかについて簡単にご紹介したいと思います。

冒頭でもご紹介の通り、インスタのビジネスチャットは単なるDMとは異なり、しっかりとビジネス利用ができる機能となっています。

もちろん、この機能自体はインスタ上でやり取りを行うことになりますので、スマホのアプリやPC上から操作することがあります。

気になる利用料に関してですが、基本的には無料で利用が可能です。初期費用も不要ですので気軽に開始できるという特徴も持っています。

利用できる機能について

それでは、具体的にインスタのビジネスチャットを開始することでどのような機能を利用できるようになるのか、一覧でご紹介いたします。

インスタのビジネスチャットで利用できる機能
  • プロフィールの充実
  • グループチャット
  • フィード広告の出稿
  • インスタ分析ツール
  • クイック返信機能
  • Instagramショッピング機能

上記の機能は、いずれも個人で利用できるアカウントでは利用することができない機能で、ビジネスとして利用していく上ではかなり有用な機能となっています。

インスタでビジネスチャットを利用する方法

続いては、インスタのビジネスチャットを利用する方法についてご紹介します。

利用するための条件

インスタのビジネスチャットを利用するためには、ある条件をクリアしている必要があります。

それは個人のアカウントではなく、プロアカウントを所有していることが条件となります。

実際に個人アカウントを所持されている方であれば、インスタのメニューを探しても上記でご紹介のような機能を見つけられませんが、ビジネスアカウントを所持するだけで簡単に利用できるようになります。

プロアカウントの作成方法

では、プロアカウントの作成はどのようにして行うことができるのかと気になるかと思いますが、実はかなり簡単な方法で作成が可能です。

その方法とは、プロアカウントにしたいユーザー名などの個人アカウントを作成し、そのアカウントの「プロフィールを編集」からプロアカウントへの切り替えを行うだけとなります。

途中、以下のような案内が表示されますので、そのまま「次へ」を押して進めていくことになります。

インスタのプロアカウント作成手順

なお、設定途中にfacebookアカウントと連携できるタイミングがありますが、facebookでビジネス用のアカウントを所有していない場合はそのままスキップして進めることも可能です。

インスタのプロアカウントのカテゴリ設定

なお、企業用のプロアカウントを作成する場合は、クリエイターアカウントとビジネスアカウントの選択項目が出てきますので、ビジネスアカウントを選択するようにしましょう。

また、実店舗をお持ちの場合は、インスタを通じて来店の可能性を向上させることもできますので、位置情報なども漏れなく登録するようにする必要があります。

※ここで設定した内容は、後から再編集も可能です。

設定が完了しましたら、個人アカウントがプロアカウントに切り替わりますので、下記画像の様に各種機能を利用できるようになります。

インスタのプロアカウントの分析ツールの入り口

インスタのビジネスチャットのメリット

では、インスタのビジネスチャットに含まれるこれらの機能を利用することで、具体的にどのようなメリットが発生するのかをご紹介したいと思います。

定型文の登録・利用ができる

インスタのビジネスチャットでは個別チャットだけではなく、グループチャットも利用できるようになります。

更にそれは社内間でのやり取りではなく、一般ユーザー(見込客)とやり取りを行えます。

それゆえ、DMを通じて質問をされる機会が多くなりますが、その中でも営業時間だったり駐車場の有無、その他よくある質問に対して毎回同じ文言を入力していると、その対応だけでもかなり時間を要します。

しかし、インスタのビジネスチャットにあるクイック返信機能を用いれば、事前に設定している定型文をワンタッチで返信できるようになり、大幅な作業時間短縮を実現できます。

顧客対応を迅速に行える

少し前までは一般的に企業とその顧客でのやり取りは、電話を除くとメールを使った返信までの時間が長い連絡方法でしかコンタクトを取れませんでした。

しかし現在では、メール以外にも今回ご紹介しているインスタを始め、各種SNSを使ってリアルタイムに近い対応が可能となりました。

もちろん、企業側でインスタのアカウントを管理される方がその日の業務を終了されている場合は、DMで質問しても翌日以降の回答になりますが、対応可能時間であれば比較的電話での問い合わせに近いスピード感で対応を開始、案内を終えることが可能となります。

プロアカウントにすることによる恩恵

前述でもご紹介の通り、インスタでビジネスチャットとしての利用を行うには、個人アカウントをプロアカウントに切り替える必要がありますが、このプロアカウントに切り替えること自体にも様々な恩恵があります。

投稿自体を広告にできる

プロアカウントでは、そのアカウントで投稿したものをそのまま広告として配信できるようになります。

これにより、そもそもフォロワーの多いアカウントであれば単なる無料の投稿を広告として利用することもできますし、フォロワーが少ない場合であっても広告費をかけることで投稿をフォロワー以外にも積極的に表示させることができるようになります。

なお、facebook側でFacebook広告マネージャを利用できる場合は、そこからインスタに広告を出稿することも可能です。

分析ツールを利用できる

プロアカウントにすることで、各種分析ツールも利用できるようになります。

これにより投稿に対する反応や顧客層の調査が可能となり、その後のマーケティング戦略を考える上での貴重な数字データを手に入れることができます。

もちろん、これらは個人アカウントでは利用できる機能ではありませんので、インスタのビジネスチャットを利用できるプロアカウントを作成して初めて利用できるようになります。

なお、このインスタの分析ツールの利用料は無料です。

Instagramショッピング機能が使える

プロアカウントでは個人アカウントでは利用できない「Instagramのショッピング機能」を利用できるようになります。

この機能はその名の通り、Instagram内で投稿する画像に対し、実際にそれを紹介・販売している商品ページに紐づけることができるようになります。

その為、通常であればインスタの投稿で気になる商品を見つけ場合は、一旦Googleなどに移動して検索するという工程を挟んで商品ページに移動する必要がありますが、この機能を使用することで投稿を見た人を直接サイトに誘導することが可能となります。

この途中工程の短縮は、ユーザーの誘導率向上に非常に大きな効果を発揮しますので、特にBtoC商品を扱う企業では積極的に取り入れられています。

インスタのビジネスチャットのデメリット

インスタのビジネスチャットには上記のようなメリットがありますが、その反対にデメリットとなる部分もあります。

実際にビジネスチャットとして導入検討する際には把握しておくべきリスクとも捉えられますので、しっかりと意識する必要があります。

広告以外では表示頻度は低い

インスタの個人アカウントをプロアカウントにすることで投稿を広告として出稿できるようになりますが、広告以外の通常の投稿に関しては個人アカウントと同様の扱いになります。

この扱いとは具体的に言えば、表示頻度の低さにあります。

インスタの仕様上、フィードやストーリーには自分がフォローしているアカウントの投稿が表示されますが、この表示頻度はアカウント作成から時間が経過していることや、投稿に対する他のユーザーの反応が良いことなど様々な要因が考慮されて表示頻度が調整されます。

そのため、たとえ広告を出稿しているプロアカウントだったとしても、そのアカウントが作成されたばかりだったり、通常の投稿の反応が悪い状態であれば同じような状況の個人アカウントと同様にフィードやストーリーに表示される頻度は少なく、優遇されることはありません。

業務量が増える

チャットのビジネスチャットを利用するには、プロアカウントにする必要があります。

つまりは、そのプロアカウントを運用する担当者を充てる必要があり、顧客から質問などのDMが届いた場合にはそれに対応する時間も必要になります。

そうなると、当然導入前よりも作業量は増えますし、問合せの窓口が増えることによる各部署やマニュアル作成などのタスクも発生します。

特にそのプロアカウントを社員の個人スマホで管理・操作している場合、休憩時間や退勤後も通知が来たりついつい対応してしまうなどで、気が休まる時間を確保できず通常業務に支障をきたすリスクがあります。

慎重さが求められる

インスタのプロアカウントを広告だけで利用する場合は問題ありませんが、普段の投稿なども頻繁に行う場合は失言や反感を買うような投稿にならないか注意する必要があります。

それだけではなく、なんの悪気もなく撮影した店舗の写真を投稿しただけなのに、その写真の端に個人情報が移ってしまって炎上するという事例もありますので、投稿ひとつとってもかなり慎重に行う必要があります。

また、これもプロアカウントを個人スマホで管理している場合、アカウントの切り替えを忘れて個人アカウントで投稿する内容を間違えてプロアカウントで発信してしまうというミスも定期的に見かけますので、ここもミスを防止するための対策が必要になります。

よくある質問

インスタのビジネスチャットを利用する上で、いくつかよくある質問あります。

実際に導入する場合には事前に確認しておきたい項目もありますので、こちらも併せてご紹介します。

DMの既読について

通常、インスタでは個人アカウントでのDMでのやり取りの場合、送信先の相手がメッセージを確認した時点で既読が付きます。

しかし、プロアカウントの場合は、プロアカウントから送信したメッセージに関しては同様に確認され次第既読が付きますが、反対に相手からプロアカウントへDMでメッセージを送った場合は、そのメッセージを確認しただけでは既読は付かず、そのメッセージ自体の承認作業を行うことで初めて既読が付きます。

ビジネスチャットの解除方法

インスタのビジネスチャットはプロアカウント作成と同時に自動的に利用できるようになります。その反対で、このビジネスチャットが不要だという結論に至った場合は、ビジネスチャットの解除を行いたいと思います。

しかしインスタの仕様上、ビジネスチャット単体で解除や削除といったことはできないので、解除や削除を行う場合はビジネスアカウント自体を削除、もしくは個人アカウントに再度切り替える必要があります。

もちろん、そうなると分析ツールや広告出稿機能も同時に利用不可能になりますので、ビジネスチャットだけの要/不要だけを考えるのではなく総合的に判断する必要があります。

まとめ

インスタにはビジネスチャットとして利用できる機能が備わっており、その機能を利用するには無料のプロアカウントを所持しているという条件だけで可能となります。

更にプロアカウントに切り替えることで様々な発生しますので、BtoC企業でありインスタ上で顧客とコンタクトを取りたいという場合には、インスタのビジネスチャットは最適な選択肢となります。

しかし、BtoB企業だったりそもそも社内や取引先といったパートナー企業とのみのコミュニケーションツールとしてビジネスチャットの導入を検討している場合は、インスタのビジネスチャットは不向きになる傾向にありますので再度検討する必要があるでしょう。

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