desknet’s NEOは多くの企業で導入されているグループウェアで、業務を行う上で作業の効率化を計れるツールです。
しかし、desknet’s NEOにはパッケージ版だけではなくクラウド版もリリースされており、使用環境や条件などの組み合わせ次第では割高な金額で使用する羽目になります。
そこで今回は、desknet’s NEOを少しでも安く利用する方法をご紹介します。
目次
desknet’s NEOの利用料金
desknet’s NEOには2つの料金体系があります。
一つはパッケージ版、そしてもう一つはクラウド版とそれぞれで異なる利用料金で設定されています。
※以下は2024年8月末までの金額となり、それ以降は価格改定後の料金となります。
パッケージ版の料金
desknet’s NEOのパッケージ版の場合、実際にdesknet’s NEOを使用するユーザー数に応じた2つのライセンスプランが用意されています。
スモールライセンス
desknet’s NEOを利用するユーザー数が1~300ユーザー向けにスモールライセンスのプランがあります。
スモールライセンスの費用一覧
ユーザー数 | 初年度 | 2年目以降 |
---|---|---|
5ユーザー | 39,800円 | 10,000円/年 |
10ユーザー | 64,300円 | 10,000円/年 |
20ユーザー | 98,000円 | 20,000円/年 |
30ユーザー | 137,600円 | 20,000円/年 |
50ユーザー | 198,000円 | 40,000円/年 |
100ユーザー | 378,000円 | 80,000円/年 |
150ユーザー | 548,000円 | 100,000円/年 |
200ユーザー | 698,000円 | 150,000円/年 |
250ユーザー | 848,000円 | 150,000円/年 |
300ユーザー | 998,000円 | 150,000円/年 |
スモールライセンスでは、初年度にはパッケージの代金のみで利用が可能で、2年目以降はユーザー数に応じた年額のみで利用する事が可能となります。
なお、パッケージ購入後に利用ユーザー数が増えた場合は、追加が必要なユーザー数に応じた初年度代金を支払うことで追加ユーザーもdesknet’s NEOを利用できるようになります。
例)現在のユーザー数に+10にしたい場合は、39,800円を追加で支払うことで利用可能となります。
エンタープライズライセンス
パッケージ版の2つ目のプランは、利用ユーザー数が100~1万の大規模なプランです。
エンタープライズの費用一覧
ユーザー数 | ライセンス代 (初回のみ) | サポートサービス (初年度も含む毎年) | 初年度合計 (税抜き) |
---|---|---|---|
100ユーザー | 410,000円 | 90,000円/年 | 500,000円 |
200ユーザー | 910,000円 | 90,000円/年 | 1,000,000円 |
300ユーザー | 1,320,000円 | 180,000円/年 | 1,500,000円 |
400ユーザー | 1,730,000円 | 270,000円/年 | 2,000,000円 |
500ユーザー | 2,140,000円 | 360,000円/年 | 2,500,000円 |
600ユーザー | 2,550,000円 | 450,000円/年 | 3,000,000円 |
700ユーザー | 2,960,000円 | 540,000円/年 | 3,500,000円 |
800ユーザー | 3,370,000円 | 630,000円/年 | 4,000,000円 |
900ユーザー | 3,780,000円 | 720,000円/年 | 4,500,000円 |
1,000ユーザー | 4,000,000円 | 720,000円/年 | 4,720,000円 |
1,500ユーザー | 4,500,000円 | 810,000円/年 | 5,310,000円 |
2,000ユーザー | 5,000,000円 | 900,000円/年 | 5,900,000円 |
3,000ユーザー | 6,000,000円 | 1,080,000円/年 | 7,080,000円 |
5,000ユーザー | 7,500,000円 | 1,350,000円/年 | 8,850,000円 |
7,000ユーザー | 9,000,000円 | 1,620,000円/年 | 10,620,000円 |
10,000ユーザー | 10,500,000円 | 1,890,000円/年 | 12,390,000円 |
無制限ユーザー | 13,000,000円 | 2,340,000円/年 | 15,340,000円 |
エンタープライズライセンスはスモールライセンスとは異なり、初年度はライセンス代だけではなくサポートサービス代も必要になりますので、注意が必要です。それ以降は毎年のサポートサービス代のみで継続して利用していくことが可能です。
追加ライセンスに関しては別途料金が設定されています。
追加ユーザー別 費用一覧
追加ユーザー数 | 税抜き価格 |
---|---|
+10ユーザー | 50,000円 |
+20ユーザー | 10,000円 |
+50ユーザー | 250,000円 |
+100ユーザー | 500,000円 |
1,000から1,500ユーザー | 590,000円 |
1,500から2,000ユーザー | 590,000円 |
2,000から3,000ユーザー | 1,180,000円 |
3,000から5,000ユーザー | 1,770,000円 |
5,000から7,000ユーザー | 1,770,000円 |
7,000から10,000ユーザー | 1,770,000円 |
10,000から無制限ユーザー | 2,950,000円 |
クラウド版の料金
続いて、desknet’s NEOのクラウド版の利用料金についてですが、クラウド版の料金に関しては非常にシンプルです。
初期費用 | 税抜き月額 | |
---|---|---|
基本プラン | 0円 | 400円/月 (1ユーザーあたり) |
なお、契約は5ユーザー~となっており、それ以降は1ユーザー単位で追加していくことが可能です。契約ユーザー数に対してそれぞれ1GBのディスク容量が割り当てられます。
最低契約期間は1ヶ月となっていますので、比較的ユーザー数の変動に柔軟に対応できるプランです。
desknet’s NEOの料金を比較!クラウド版とパッケージ版はどっちがお得?
desknet's NEOの利用には当然費用が掛かります。 その金額は社内にどれだけdesknet's NEOの利用者がいるのか、利用環境をどうするのか、どのサービスで申し込みを行うのかによって変動します。 ここではそんなdesknet's NEOの料金について、様々なパターン別で比較したものを紹介します。 ※以下は2024年8月末までの金額となり、それ以降は価格改定後の料金となります。 desk…
desknet’s NEOが高くなるケース
そんなdesknet’s NEOの料金ですが、プランの選択肢が複数ある事に加えて何年利用していくか、ユーザー数の増減など様々な要因によって変動します。そのため、条件次第で料金が高くなってしまうケースも存在します。
ここではそんな料金が高くなるパターンを何通りかご紹介します。
クラウド版に移行
1つ目のパターンは、パッケージ版からクラウド版に移行した場合です。
desknet’s NEOクラウド版の料金は、ご紹介の通り初期費用が無料で1ユーザー毎の月額制ですので、一見するとかなりリーズナブルなプランの様に見えます。
しかし、これが2年や3年以上継続して利用するとなると状況が一変します。仮にユーザー数が400の場合で比較してみると、それぞれの料金は以下の通りです。
ユーザー400の場合 | パッケージ版 | クラウド版 |
---|---|---|
1年目 | 2,000,000円 | 1,920,000円 |
2年累積 | 2,270,000円 | 3,840,000円 |
3年累積 | 2,540,000円 | 5,760,000円 |
このように初期費用は無料ではあるが、2年目以降にクラウド版の方が累計金額が高くなる傾向にあります。ほかのユーザー数のプランでも同様に最終的にクラウド版の方が高くなりますので、基本的にはクラウド版に移行せずにそのままパッケージ版を継続利用した方がお得になります。
もちろん、どうしてもクラウド利用が必要でdesknet’s NEOクラウド版に移行せざるを得ないという状況も考えられますので、その場合はパッケージ版をクラウド利用できるサービスを利用して回避する方法が有効となります。
ユーザー数(社員数)増加
desknet’s NEOが高くなる2つ目のパターンは、desknet’s NEO利用ユーザー数が増加する場合です。
これは会社の規模が大きくなる事で自然と増加する部分でもありますので、ある意味では喜ばしいところです。しかし、クラウド版は1ユーザー毎に計算される料金システムですので、利用ユーザー数の増加がそのまま月額費用の増加に繋がります。
なお、パッケージ版でも同じ事が言えますが、こちらはユーザー数が一定数毎に区切られていますので、その区切り内のユーザー数増加であれば費用はそのまま据え置きで使い続ける事が可能です。
desknet’s NEOを安く利用する方法
desknet’s NEO自体は非常に有用なツールなので継続して使用したいという企業は多いでしょう。しかし決して軽くはない費用が掛かりますので、出来る限り安く利用したいと誰もが思うところです。
そこで、ここからは少しでも安くdesknet’s NEOを利用できる方法をご紹介します。ただし、現状次第で方法が異なりますので、条件ごとにご紹介します。
パッケージ版をクラウド利用したい場合
前述でもご紹介の通り、desknet’s NEOを継続して使用する場合は、確実にパッケージ版の方が安く利用できます。そんな中、リモートワークや様々な事由によりクラウド利用が必要になった場合は割高なdesknet’s NEOクラウド版を検討する必要が出てきます。
こういったケースであればdesknet’s NEOのパッケージ版を仮想サーバーに移動させ、そこからクラウド利用できるサービスを利用する事で、パッケージ版の料金のまま継続利用が可能となります。
カゴヤ・ジャパンで提供しているdesknet’s NEO専用サーバーなどが、これに該当します。
上記のグラフが「クラウド版利用料金」と「パッケージ版ライセンス料+サーバー利用料金の合計」の比較表となっていますので、継続年数が長くなればなるほどお得になる様子が確認できます。
利用中のクラウド版を安くしたい場合
次に、現在利用中のdesknet’s NEOクラウド版を安くしたい場合について。この場合に関しても、上記でご紹介のパッケージ版をクラウド利用する方法で安くする事は可能ではあります。
ただし、この場合は注意点があります。それはクラウド版に変更した年度は現在の金額よりも高くなり、累計が安くなるのは2年後3年後以降になる点です。
よって、1年後にdesknet’s NEOの利用を終了する予定がある場合は、現在のクラウド版をそのまま使い続けた方が安上がりになりますので、今後の計画に合わせて行動する必要があります。
新規でdesknet’s NEOを使いたい場合
これからdesknet’s NEOを新しく契約したいという場合についてもご紹介します。
まずクラウドである必要はなく、パッケージ版でも問題ないという場合に関しては、そのままパッケージ版を契約される方法が一番コスパ面でも優れています。
そしてクラウド利用を検討されている場合であれば、前述でご紹介の方法と同様に「仮想環境にパッケージ版を置いてクラウド利用する」という方法が有効となります。
まとめ
desknet’s NEOは日々の業務の効率化を行う上で便利なツールではありますが、安く使えるのであればコスト削減の一環としてdesknet’s NEO専用サーバーで安く使うべきでしょう。
注意点は、現在すでにdesknet’s NEOを利用されている場合はデータ移行作業が必要になりますので、その時間と人材の確保は必要になります。
(弊社カゴヤの場合は、データ移行サービスもご用意しております。)
ユーザー数次第では大きな節約に繋がる部分でもありますので、コストカットに貢献する事ができます。
通常であればdesknet’s NEOをサーバーに置くとなると、専門知識はもちろんのこと運用や保守の面で費用が発生します。
その点、カゴヤ・ジャパンのdesknet’s NEO専用サーバーの場合は全て当社スタッフが担当し、利用料金以外に別途費用がかかる事もありません。サーバー機器の更新(リプレイス)等もお任せいただける為、人件費などの心配も不要です。
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