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【超入門】Rubyとは?できること・基本をわかりやすく解説

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無理なくRubyを始めるためのポイントをまとめています。範囲が広く専門用語が多くても、敬遠する必要はありません。公式サイトのロゴに「A PROGRAMMER’S BEST FRIEND」(プログラマーの良き友)とあるように、親しみ楽しむことでより実践的な段階へと進むことができます。より使いやすい仕組み(フレームワーク)のRuby on Railsも解説しています。

Rubyの解説

Rubyとは?

「Enjoy Programming!」(プログラミングを楽しもう!)のうたい文句で、1995年に開発されたプログラミング言語です。開発者まつもと ゆきひろ氏の著書「Rubyプログラミング入門」に書かれています。どのような特徴があるかこれからご説明していきます。

名前の由来

こちらの情報によれば、開発者が宝石の名まえの中から、単語として短く高級感のあるものに決めています。当時すでにあった言語のPerl(パール)を意識していたようです。

できること、使われているサイト例

できること

フレームワークを使った開発により、以下のような分野で活用されています。

  • SNS
  • オンラインショッピングサイト
  • Webアプリケーション
  • スマホアプリ   など

使われているサイト例など

  • hulu
  • Twitter
  • GitHub
  • Shopify
  • クックパッド (順不同)

【参考サイト】
Update: Top 21 famous websites built with Ruby on Rails
https://prograils.com/top-10-famous-sites-built-with-ruby-on-rails

Webアプリケーションについて、カゴヤのサーバー研究室では以下の記事でわかりやすく概要を解説しています。

【図解】WEBアプリケーションとは?仕組みと開発言語を解説!

【図解】WEBアプリケーションとは?仕組みと開発言語を解説!

WEBアプリケーションを自分で作ってみたくても、どうしたらいいかわからないという方は多いのではないでしょうか。この記事ではWEBアプリケーションの仕組みや作り方の概要、必要なプログラム言語は何かや最初にどんなものをつくるとよいかを解説しています。WEBアプリケーション作りをするにあたりまず必要となる知識がまとめてあるので、この記事を読めば学習に踏み出すことができます。 WEBアプリケーションとは …

人気の理由

  • 日本語の関連情報が豊富(開発者が日本人であることも要因の一つ)
  • 比較的短い記述ができる
  • ライブラリが豊富
  • 多くのOSで動作可能

毎月プログラミング言語の人気度を公開している TIOBE Programming Community index によれば、2022年3月時点でRubyは16位です。

Ruby on Railsについて

Ruby on Rails(ルビーオンレイルズ)は、プログラミング言語Rubyを使用してつくられた「フレームワーク」です。開発者はRubyのまつもと ゆきひろ氏とは異なり、David Heinemeier Hansson氏です。2004年に公開されました。

「フレームワーク」の特徴には、Webアプリケーションの開発時間を短縮できる利点があります。具体的にはプログラミングの作業をゼロからする必要がなく、あらかじめ機能(処理)あるいは骨組み(framework – フレームワーク)がまとめられています。またgemという「ライブラリ」が使えることも特徴です。「ライブラリ」とは、実用的なプログラムの部品をひとまとめにしたものです。以下の公式ページで詳しく解説されています。

【参考サイト】
【公式】ライブラリ

https://www.ruby-lang.org/ja/libraries/

Ruby on RailsはWebアプリケーションの開発手段だけでなく、多くの用途に使われています。一例として、以下のようなCMSのオープンソースも公開されています。

【参考サイト】
The most popular Ruby on Rails CMS

https://www.refinerycms.com/

Ruby(Ruby on Rails)の作業場所を用意する

この章では実際に動かすことができる場所や、Ruby(Ruby on Rails)をインストールする方法など始め方について整理しています。

レンタルサーバーやVPS、各種サービスを利用する

できる限り正式な運用時に近い状態でテストする場合は、こちらの方法がより確実と考えます。

レンタルサーバー

プログラミング言語Ruby自体は多くのレンタルサーバーで利用可能です。一方、Ruby on Railsに対応している情報は見つかりません。(日本国内、2022年3月時点)そのためVPSや各種サービスを利用する必要があります。

VPS

Ruby on Railsも利用するには以下の2通りの方法があります。

(1)テンプレートを使う

2022年3月時点では、主に以下のような情報があります。

プラン名備考
ConoHa VPS6.0.3-64bit [centos-7.8]
ロリポップ!マネージドクラウドコンテナテンプレートとして提供

VPSを始めるときに、Rubyまたはフレームワークの「テンプレート」を選択すれば、最初から利用可能です。

(2)手動でインストールする

手順はこの後に説明します。作業はそれほど多くなく複雑でもありません。

各種サービスを利用する

学習目的などですぐにRuby(Ruby on Rails)を動かしたいときは、PaaSと呼ばれている以下のようなサービスを利用する方法があります。無料から試すことができるので、気軽に試してみてはいかがでしょうか。

【参考サイト】
Heroku(日本語サイト)

https://jp.heroku.com/ruby

手元のWindowsマシンやMacマシンを利用する

手軽に安心してRuby(Ruby on Rails)の動作を確認したいときは、手元のマシンに正式な方法で最新版をインストールしましょう。以下のページを参考に希望のOSを選択すれば、それぞれの機器へ手軽に導入することができます。

【参考サイト】
【公式】ダウンロード ページ

https://www.ruby-lang.org/ja/downloads/

Ruby(Ruby on Rails)に触って動かしてみる

VPS利用の場合、以下の情報などを参考に進めればわずかな時間で簡単な動作テストまで可能です。

【参考サイト】
【公式】 20分ではじめるRuby

https://www.ruby-lang.org/ja/documentation/quickstart/

【参考サイト】
【公式】 try ruby(日本語ページ)

https://try.ruby-lang.org/

インストールする!

カゴヤ・ジャパン提供のプランを利用して、手動でインストールする方法を説明していきます。

(1)利用するVPSについて

CPU3コア
メモリー2GB
ストレージSSD 30GB
OSテンプレートUbuntu 20.04 LTS
料金日額 35円/、月額 979円(税込価格)

(2)Ruby

Ubuntu 20.04 LTSにRubyをインストールする方法はいくつかあります。その中で、Ubuntuのパッケージ管理システムを利用するのが比較的簡単です。

【コマンド】

apt update

【コマンド】

apt install ruby-full

以下のコマンドでバージョンが表示されれば、インストールは成功しています。

【コマンド】

ruby --version

【参考サイト】
Rubyのインストール(公式ページ)

https://www.ruby-lang.org/ja/documentation/installation/#apt

(3)Ruby on Rails

Ruby on Railsの一般的なインストール方法は以下の通りです。

【コマンド】

gem install rails

こちらも以下のコマンドでバージョンが表示されれば、インストールが成功していることがわかります。

【コマンド】

rails -v

(4)新規プロジェクト作成

新規にRailsのプロジェクトを作成し、テストページをブラウザ上に表示してみましょう。

【コマンド】

rails new myapp

【コマンド】

cd myapp
rails s -b www.xxx.yyy.zzz

www.xxx.yyy.zzz の部分にはVPSのIPアドレスを入力します。

ブラウザで「http://www.xxx.yyy.zzz:3000/」と入力すると、下記のようにRuby on Railsロゴのあるテストページが表示されました。

Rubyのテストページ

Rubyで初めてのプログラムを動かす!

最初に、定番の「Hello World」というテキストを表示するプログラムを動作させましょう。さきほどUbuntuにインストールしたRubyでテストします。

(1)以下を入力してエンターキーを押す

【コマンド】

irb

(2)下図のように”Hello World”と入力してエンターキーを押す

(3)下図のように => “Hello World” と表示されれば成功です

応用し実践するコツ

簡単なサンプルプログラムから実際に書きながら慣れること、と考えます。わかりやすい参考情報は以下の通りです。

【参考サイト】
簡単なアプリを作って Ruby on Railsの使い方を学習しよう

https://style.potepan.com/articles/29897.html

Railsアプリケーション構築ガイド
https://rails.densan-labs.net/

Ruby on Rails チュートリアル
https://railstutorial.jp/

Rails チュートリアル sample_app コード集
https://github.com/yasslab/sample_apps

その他にも体系的な学習方法は多くあります。次章でご紹介しています。

Rubyを効率的で体系的に学ぶ方法

人気のプログラミング言語のため学習する手段も無数にあります。こちらの章では、比較的知名度の高いコースを中心にご紹介しています。

学習サイト

事業者コース名備考
UdemyRubyコース・幅広い分野で、レベル毎に豊富なコースが提供されている
・有料、キャンペーン実施時には破格の料金になる
ProgateRuby
Ruby on Rails5
・基礎を5段階で「プログラミングに触れる」(無料会員)
・より実践的なコースあり(有料会員、月千円程度)
ドットインストールはじめてのRuby・一部は無料で公開されている
プレミアム会員(月千円程度)で多くのサービスが受けられる
Schoo(スクー)Ruby on Rails(プログラミング)の全授業・学校のような雰囲気や機能あり
プレミアム会員(月千円程度)で「全録画授業が見放題」

書籍

オンラインの書店では可能な限り試し読みをしてから、複数の書籍を購入することをおすすめします。以下のような電子書籍を利用すれば、試し読みも購入も楽にできます。

【参考サイト】
3ステップでしっかり学ぶ Ruby入門(技術評論社)

https://gihyo.jp/book/2018/978-4-7741-9502-5

【参考サイト】
Ruby on Rails 6 超入門(秀和システム)

https://www.shuwasystem.co.jp/book/9784798059068.html

【参考サイト】
プロを目指す人のためのRuby入門[改訂2版] 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで(技術評論社)

https://gihyo.jp/book/2021/978-4-297-12437-3

断片的な情報ではなく体系的にまとまっている書籍で、まずはポイントを簡単に理解し作業をしてから、また必要な部分を読み返すのが効率的で身につく方法と考えます。

時事

ITmediaなど専門分野のニュースサイトなどをTwitterでフォローし、詳しく知りたい場合のみ記事をじっくり読むと学習時間が節約可能です。より現場に近く、最新の動向がわかります。

資格試験

目標にすると、動機付けと習得の進捗状況を把握することが容易になります。以下のような認定試験があります。

【参考サイト】
Ruby技術者認定試験

https://www.ruby.or.jp/ja/certification/examination/

【参考サイト】
Ruby技術者認定試験制度

http://it.prometric-jp.com/testlist/ruby/

まとめ

やはりRubyとその代表的なフレームワーク Ruby on Rails と「良き友」になり、親しみ楽しむことが上達の秘訣と考えます。無理のない方法で、まずはRuby(Ruby on Rails)を始めてみませんか。

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