コンピュータネットワークに関してまとめた文章を読んでいると、「ノード(node)」という用語が使われていることがあります。
ノードとは簡単に言うとコンピュータネットワークを構成する機器1つ1つを指しますが、この記事では「ノード」が指す意味に関して詳しく解説しています。
ノード(node)とは?言葉の意味
「ノード(node)」とは、結び目・節・集合点・中心点といった意味で、いろいろな分野で幅広く利用されている単語です。
たとえば植物では、茎と葉をつなげる「節(せつ)」のことを「node」と言います。何かにつながっているものを広くノードと呼ぶ、といえばイメージしやすいでしょうか。
コンピュータネットワークのノード
コンピュータネットワークにおけるノードも、ネットワークにつながっている1つ1つの機器を指します。
具体的にはコンピュータをはじめ、ネットワークの交通整理をするルータやハブ、ネットワーク上でさまざまなサービスを提供しているサーバ、さらにはネットワークに接続されているプリンタやIP電話機などに関してもノードと呼びます。その他、ネットワークにつながっているのであれば、スマートフォンやタブレットなどの機器も、もちろんノードです。
一方、ノードとノードをつなげているもの(ケーブルなど)のことは、「リンク(link)」もしくは「エッジ(edge)※」と呼ぶことがあります。リンクとノード・エッジを組み合わせて、1つのネットワークが出来上がっているわけです。
※エッジはリンクの中でも、別のネットワークとの境目にある部分、また最も末端にある部分を指します。
シーンによってノードを指す意味が変わることがある
一口に「ノード」といっても、使われるシーンによって指す言葉が少し異なる場合があります。
シーン 1)
同じネットワークでも、TCP/IPによるネットワークにおける「TCP/IPノード」が指すのは、IPアドレスが割り振られた機器1つ1つのことです。
例:そのルータを利用し、内部ネットワークから外部のインターネットへ接続できる最大のTCP/IPノード数は100です。
この場合、厳密にはハブなどネットワーク上にあってもIPアドレスを持たない機器に関してはノードではないことになります。
シーン 2)
データセンターでは複数のサーバを1台の機器(マルチノードサーバなど)に集約して設置するのが一般的ですが、このときサーバを指す単位として「ノード」という用語が使われることがあります。
例:このマルチノードサーバには、サーバノードを最大8ノード搭載できます。
このように使われるシーンにより、ノードという用語が指す意味が若干変わる可能性があるので注意してください。
まとめ
コンピュータネットワークにおいてノードとは、ネットワークに接続されているコンピュータ・ルータ・サーバ、さらにはネットワーク接続されたプリンタといった機器1つ1つを指す単位として使われます。
一方、ノードという言葉が使われるシーンによっては、言葉が指す意味合いが若干変わる可能性があるので注意してください。
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