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Webサイト運用とWebサイト運営の違いとは?微妙に異なる両者の差を解説

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運用と運営の違い

ホームページなどWebサイトを管理していると、「これはWebサイト運用とWebサイト運営のどっち?」と疑問が湧いてくることがあります。

単に表現が異なるだけで意味は同じではないかと思われる方もいるでしょうが、実はこの2つは微妙に異なる意味を持っているのです。

Webサイト運用とは

まずはWebサイト運用についてご紹介します。

Webサイト運用は、そのWebサイトが持つ仕組みや効果、影響力などをもって、部署もしくは企業全体の目標達成のための手段として用いることを指します。

具体的なWebサイト運用としては以下のような項目が該当します。

Webサイト運用の内容
  • ホームページの更新
  • コンテンツの作成
  • 広告管理
  • メディアの追加・更新
  • アクセス解析
  • 契約の確認・更新
  • サイト保守関連の管理
  • トラブル時の対応
  • お問い合わせ対応
  • etc

Webサイト運用の詳細な内容については以下の記事でも紹介しておりますので、併せてご確認ください。

ホームページ運用は何をすれば良い?作業項目とその効果について

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Webサイト運営とは

続いては、Webサイト運営についてご紹介します。

Webサイト運営は、そのWebサイト自体の目的のためにWebサイト内やその周辺で行えることを行うことを指します。

例えば、そのWebサイトの目的が自然検索からの流入を増やして企業の認知度を上げたり、そこからのCVを増やすことであれば、SEO対策を施した構造にしたり検索上位にくる記事の量産、CVR向上のための導線整理など。

こういったことがWebサイト運営に該当します。

ただし、これはあくまでも一例であり、仮にWebサイト自体の目的が自然検索からの流入やCV数に関係のない目的だった場合は、Webサイト運営で行う作業も全くの別物になる場合があります。

Webサイトの目的運営としての作業内容
流入数の増加・SEO対策
・記事の量産
・保守関連
自然流入からの
CV数の増加
・記事の量産
・導線の整理
・保守関連
名刺代わりになる
Webサイト
・保守関連
※業種によっても作業内容は異なります。

Webサイト運用とWebサイト運営の違い

それではここからは、Webサイト運用とWebサイト運営の違いについてご紹介します。

運用と運営の違い

既に両者の特徴は上記でご紹介していますが、改めてこの2つの違いについて言及しますと、その違いは会社・担当部署の視点から見て行う行動なのか、それともWebサイト単体を見て行う行動なのかという点にあります。

具体的な例で紹介しますと、複数のWebサイトを所有する会社では下半期の売上を1,000万円にしたいので、Webサイト経由での売上を500万円に設定します。この売上などの目標に向かって施策などを検討して実行することWebサイト運用に該当します。

次にWebサイト経由の売上500万円を達成するために、所有WebサイトA,B,Cからの売上合計を500万円を達成させるためにWebサイトAから300万円、WebサイトBから150万円、WebサイトCから50万円の売上目標を設定します。

このうちWebサイトA経由は競合に比べてコンテンツSEOの領域でボリュームが足りていない場合、SEO対策を施した記事の量産、そしてCV数をより効率的に増やすためにCVRの向上施策として導線の整理も同時に行うことになります。この場合でいえば、Webサイト運営に該当するのは「記事の量産」と「導線の整理」となります。

共通する部分がある

Webサイト運用とWebサイト運営の違いについて、勘違いが起きやすく混同されやすい部分があります。

それは、この2つに共通する部分があるという点です。

前述でご紹介の例で「記事の量産」や「導線の整理」はWebサイト運営に該当すると紹介しましたが、厳密にはWebサイト運用にも含まれるものでもあります。

下記の図をご覧いただければイメージしやすいかと思いますが、Webサイト運用とWebサイト運営は状況にもよりますが、内容としてはかなり重複する部分があります。

Webサイト運用とWebサイト運営の違いを図で紹介

外注を見ればこの辺りの違いは分かりやすいと思いますが、「Webサイト運営代行」という名称で活動されている企業はあり、記事の作成や広告管理などを代行してくれる比較的依頼しやすいサービスです。

対して、「Webサイト運用代行」という会社やサービスに関しては、運営代行に含まれる記事の作成などだけではなく企画や課題解決、Webサイトの方向性の変更などより深い部分まで代行依頼することになるサービスです。もちろん最終的な決定権は自社にあります。

※運用と運営の定義があいまいになっているサービスも稀にあります。

個人サイトの場合について

上記のように企業が所有するWebサイトの場合は、重複する部分はありますが割と運用と運営を分類しやすくなっています。

しかし、個人サイトの場合は企業でもないが自分が責任者で一人社長のような状態にありますので、どちらが正しいのか判断が難しくなります。ただ、個人サイトの場合でも管理者は自分で記事は代行などで委託しているライターさんが作成されているケースもありますので、この場合は「サイト運用」という表現の方が最適です。

ただし、記事の作成も含め全て自分ひとりで完結している場合は、上記の図にある2つの円が完全に重なっている状態になりますので、この場合は「Webサイト運用」でも「Webサイト運営」でも表現が異なるだけで、どちらも同じ意味となります。

なので機会は少ないでしょうが、どちらで説明しても問題はありません。
(他者に説明する場合は、どこまでの範囲を自分で行っているかも併せて説明すれば、お互いに齟齬が発生しにくくなります。)

まとめ

Webサイト運用とWebサイト運営は共通する部分も多いですが、実際にはどの目的に対する行動なのかによる違いがあります。

会社としての視点で見たWebサイトの施策は「Webサイト運用」に該当し、Webサイト単体で見た施策や行動に関しては「Webサイト運営」に該当します。

ただし、この違いは業種だったり各企業、法人か個人かによっても変動するケースがありますので、この2つの表現の違いを意識しないといけない場面にある時は、補足情報なども添えて説明すれば相手に誤解を与えずに伝えることが可能となります。

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