レンタルサーバーを契約するには、当然ですが費用がかかります。
しかし、初めてレンタルサーバーを契約される方や今まで海外クラウドなどを使用していた方にとっては馴染みがない領域かと思います。
そこでこの記事では、レンタルサーバーの費用に関する基礎知識や価格差など事前に把握しておくべき情報をご紹介します。
目次
レンタルサーバーの費用に関する基礎知識
まずはレンタルサーバーの費用に関する基本的な知識についてご紹介したいと思います。
「レンタルサーバー」は人によっては認識が異なり、齟齬が生じる可能性もありますので、その辺りも解説いたします。
レンタルサーバーの種類について
一言でレンタルサーバーといっても、その言葉が指している意味は人によって様々です。
多くの方が「レンタルサーバー」でイメージされるのは、Webサイトを作成するために必要なサーバーをレンタルできるサービスを指しています。
例:KAGOYAのレンタルサーバー
更にこのレンタルサーバー内で細分化することができ、共用サーバー・専用サーバーという違いもあります。
共用サーバー | 専用サーバー |
---|---|
1つのサーバーを複数の契約者で共用するレンタルサーバー | 1つのサーバーを専有して利用できるレンタルサーバー |
他にも、マルチプレイが可能なPCゲームでサーバーを立てるため契約するVPS(仮想専用サーバー)のことをレンタルサーバーという言葉で表現される方もいます。
- レンタルサーバー(共用サーバー)
- レンタルサーバー(専用サーバ-)
- VPS(仮想専用サーバー)
なお、この記事でご紹介するレンタルサーバーの費用というのは、共用サーバー/専用サーバーについてのご紹介となります。
レンタルサーバーに必要な費用
契約するレンタルサーバーによっては、必要になる費用が複数存在する場合があります。
これは契約先となるホスティング事業者によっても変動する部分となりますので、事前にどの様な費用があるのか把握しておく必要があります。
初期費用
契約時の1回のみ必要になることがある初期費用。専用サーバーだったり、共用サーバーの中でも高額なプランで必要になるケースが多い費用となります。
反対に、安価な共用サーバーでは無料に設定されていることも多く、キャンペーン等で期間限定で無料になることも多い費用です。
月額
レンタルサーバーは多くの場合、月額として毎月レンタル料が発生します。
ただし、12ヶ月分や24か月分を一括で支払うことで、割引が適用できる料金形態を提供しているレンタルサーバーも存在しますので、月額ではなく年額として費用が発生する場合もあります。
KAGOYAのレンタルサーバーも月額だけではなく12か月一括払いという年額利用が可能です。
ご紹介の通り、年額の場合は月額料金で12か月利用するよりも割引が適用された以下のような金額で利用できるようになります。
プラン名 | 初期費用 | 月額契約 | 年額契約 (1ヶ月あたり) |
---|---|---|---|
ライト 1コア/4GB | 無料 | 1,650円 | 17,820円 (1,485円) |
ライト 2コア/8GB | 無料 | 5,500円 | 59,400円 (4,950円) |
ライト 4コア/16GB | 無料 | 11,000円 | 118,800円 (9,900円) |
その他サーバー運用に必要な費用
レンタルサーバー自体の費用は上記でご紹介の初期費用と月額(年額)となりますが、レンタルサーバーに加えて有料オプションやセットで利用できるサービスもあります。
- SSL証明書
- 独自ドメイン
- カスタマイズオプション(メモリ―増強など)
- 乗り換え代行サービス
- メール関連のオプション
- etc
レンタルサーバーの費用の相場
レンタルサーバーの費用は、各社によって様々です。
とはいえ、レンタルサーバーの相場自体は存在していますので、レンタルサーバーの種類・スペック別にご紹介いたします。
共用サーバーの費用相場
共用サーバーは1台のサーバーに対して複数の契約者に利用してもらうことが可能であるため、その費用は比較的安価に設定されていることがあります。
スペック | 月額相場 (年額相場) |
---|---|
低スペック (簡単なWebサイト向け) | 800円/月 (8,500円/年) |
中スペック (集客も行うWebサイト向け) | 1,400円/月 (15,500円/年) |
高スペック (大量アクセスがあるWebサイト向け) | 2,500円/月 (28,000円/年) |
専用サーバーの費用相場
専用サーバーは1台のサーバーに対して1契約者のみの契約となるため、共用サーバーと比較して費用の相場は高く設定されています。
スペック | 月額相場 (年額相場) |
---|---|
中スペック (ページ数の多いサービスサイトなど) | 25,000円/月 (280,000円/年) |
高スペック (アクセスが多いECサイトなど) | 50,000円/月 (550,000円/年) |
最高スペック (大規模サイトを複数運用など) | 100,000円/月 (1,100,000円/年) |
基本的に高額になることが多い専用サーバーですが、KAGOYAのレンタルサーバーのように安価に利用できる例外的なケースもあります。
KAGOYAのレンタルサーバーは全プランが専用サーバーですが、サーバーに仮想化技術を用いることで安価な月額でご利用いただけるようになっています。
レンタルサーバーの費用差の理由
レンタルサーバーの費用は様々な理由から、その価格帯に違いがあります。
単に安さだけでどのレンタルサーバーを契約するかを決めてはいけない理由にもなっていますので、あらかじめ知っておく必要があります。
スペックの違い
1つ目の費用差の理由は、当然の話ですがスペックの差となります。
前述の費用相場の紹介でも記載のとおり、性能が高いレンタルサーバーであればあるほど費用も高くなります。
サポートの違い
2つ目の費用差の理由は、サポート窓口の違いにあります。
サポート窓口を担当するスタッフを増やしたり、サポートの質を上げようとすると当然そこにかける人件費なども多くかかりますので、その分レンタルサーバーの費用に加算されます。
サポートに関してはレンタルサーバーの選定の際にも重要な項目となりますので、サポートの手厚さは軽視することはできません。
契約期間の違い
3つ目の費用差の理由は、契約期間の違いにあります。
レンタルサーバーを提供しているホスティング会社によっては月額ではなく年単位の契約など長期間の契約にすることで、通常よりも割安の金額で利用できるようになります。
まとめ
レンタルサーバーの費用は、共用サーバーと専用サーバーという違いだけでも大きな違いがあります。
加えて、契約するレンタルサーバーのスペック差だったりサポートの手厚さ、契約期間の違いなど様々な要因によっても差が生じています。
いずれも、レンタルサーバーでWebサイトの運用等を行う上では無視できない項目となりますので、単に安いという理由だけでレンタルサーバーを選ばずに、用途と予算に適したレンタルサーバーを契約するようにしましょう。
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