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baser CMSってどうなの?選ばれる理由から使用法までわかりやすく解説

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baser (ベーサー)CMSとは、日本語で使いやすいと評判の国産のCMS(コンテンツマネージメントシステム)です。作成のためのHTMLの知識がなくとも、ホームページが作成できるシステムです。仕組みさえ理解すれば、様々な機能を使えるオープンソースです。

baser CMSの紹介

baser CMSとは

公式サイトによれば、ポイントは以下の8点です。

  1. CakePHPをベースとしているので、カスタマイズが容易
  2. 管理画面は余分な機能を除きシンプル
  3. 文章入力などはWordの知識があれば可能
  4. 複数のブログ設置
  5. お問い合わせフォームを簡単に複数設置
  6. RSSフィードの読み込み、貼り付け
  7. スマートフォン対応(リダイレクト、表示最適化)
  8. プラグインでTwitterと連携

人気CMSとの比較(概略)

それでは2017年現在、日本国内で人気の代表的なCMSと比較することにより、baserCMSの特徴をみていきましょう。

CMS名知名度使いやすさ汎用性専門性特記事項
baserCMSBAA一般
WordPressABA一般万能タイプ
Joomla!BBA専門規模の大きい組織向け
DrupalBBA専門規模の大きい組織向け
concrete5BAB一般デザインが定評
MODXCBA一般デザインが定評
Movable TypeAAA一般個人無償ライセンスあり
EC CUBEAAC一般ECに特化、日本製
OpenPNECAC一般SNSに特化、日本製
MoodleCBCやや専門eラーニングに特化

上記の表の評価はあくまでも個人的な見解ですので参考程度にご覧くださいませ。

日本でbaser CMSが選ばれる訳

日本人の利用者にとっては、とても利用しやすいCMSではないでしょうか。その理由は以下の2つです。

  1. 日本国内で開発された数少ない純国産のCMS
  2. 主にコーポレートサイト(企業向けサイト)向けに、必要な機能を厳選してわかりやすい

baser CMSでできること

次に、公式サイト「機能一覧」ページより主な機能を厳選してご紹介します。

カテゴリー 機能名 できること
ページ サーバーキャッシュ 画面表示速度の向上
ブログ ブログ作成 複数作成可能
公開状態設定 記事ごとの公開状態の設定(期間指定も)
テンプレート切り替え ブログごとに違うデザインの適用
メールフォーム 入力チェック 必須チェック、メールアドレスのチェックなど
画像認証 フォーム送信時の認証
ファイル添付 フォームに画像のファイルやPDFファイルを添付して送信
SSL利用 メールフォーム毎にSSLの利用設定
CSVダウンロード メールフォームで受信した内容の受け取り用
フィード(配信用に加工した文書) RSSフィード読み込み 自サイトのブログと他サイトのRSSフィードの読み込みと貼り付け
複数フィード合成 合成と日付順で並べて出力
テンプレート複数登録 レイアウトの複数登録
モバイル対応 自動リダイレクト スマートフォン用URLに自動リダイレクト
SNS連携 Twitterユーザータイムライン読み込み Twitterユーザー名を管理画面で登録し、ユーザータイムラインを読み込む
TwitterとFacebookへブログ記事自動投稿 ブログ記事の更新時に、編集画面から自動投稿(Facebookはプラグインで対応)
ユーザー管理 ログイン認証 アカウントとパスワードをもとに認証
アクセス制限設定 管理画面へのアクセス制限
コンテンツ管理 エイリアス 同一のコンテンツを、異なるURLや異なる設定で表示可
固定ページのレイアウト切り替え フォルダごとやコンテンツごとにレイアウトを切り替え
隠しコード登録 固定ページで、本文とは別にPHPやJavaScriptのコードを登録
メニュー登録・編集 グローバルメニューの登録や編集
システム設定 データバックアップ データベースのバックアップ
メンテナンスの切り替え メンテナンスモードに切り替えによる、メンテナンス中ページの表示
その他 Google Maps表示 住所を管理画面で登録し地図を表示
製作者向け機能 テーマやプラグインで多数の機能あり
外部ライブラリ CakePHPやJavaScriptなど、多くの外部ライブラリで動作

baser CMSで構築されたサイトの参考例

この項目ではbaser CMSで構築されたWebサイトのなかから、コーポレートサイトに絞り2例ご紹介します。

株式会社ベールドノール

関連会社のホームページを自社でリニューアルし、2017年4月1日に公開したサイトです。baser CMSの基本機能をふんだんに活用して、シンプルで見やすいサイトに仕上げられていると思います。

baser CMSの実例

増井司法書士事務所

baser CMSを使うと、制作や開発期間がわずか2週間で、ここまでサイトが制作できることがわかります。横幅フルスクリーンのサイズや、ナビゲーションメニューのカスタマイズなどを実装し、堅実な業務内容をしっかり提示されていると思います。

baser CMSでサイト構築する方法

baser CMSの活用方法

ここからは、いよいよbaser CMSの導入方法を解説していきます。プログラムをインストールするためには、下記の条件を満たしたレンタルサーバーなどが必要です。

  1. Webサーバー:Apache
  2. 開発言語:PHP5.4以降(5.6以降を推奨)
  3. データベースサーバー:MySQL5以降、PostgreSQL8.4以降
    (注)データベース環境がない場合はSQLite3で動作可
  4. 推奨Apacheモジュール:Rewrite
  5. 必須PHPモジュール:GD2、libxml、cURL

コアパッケージのダウンロードとインストール

まずはコアパッケージのダウンロードを行った後に、インストールを行います。このコアパッケージにはブログ、メールフォーム、フィード、アップローダーの4つのプラグインがあらかじめ入っています

コアパッケージのダウンロード

公式ページよりダウンロードします。最新バージョンは、2017年3月23日に公開された4.0.3です。

コアパッケージのデータはzipで圧縮されています。解凍ソフトを使って、お手持ちのPCにて解凍してください。その後FTPソフトを使用して、全てのデータをサーバーの任意の場所にアップロードしてください。

コアパッケージのインストール方法

公式ページにそってインストールを進めます。

  1. MySQLまたはPostgreSQLで、データベースを作成します。サーバーにどちらもない場合には、このステップは省略可能です。データベースが無くてもbaser CMSは動作します。
  2. ブラウザで、アップロードしたサーバーの場所のURLを指定してください。
    (例) http://xxx.yyy.zzz/ basercms/
  3. すると以下の画面が表示されます。内容を読んで「インストール開始」ボタンをクリックしてください。
  4. この「インストール環境の条件をチェック」画面で、問題がなければ画面最下部の「次のステップへ」をクリックしてください。
  5. あらかじめ作成してあるデータベースの接続情報を入力してください。入力が終わったら、画面最下部の「接続テスト」ボタンをクリックしてください。データベース(MySQLまたはPostgreSQL)がない場合は、「データベースタイプ」の項目ではSQLite3を選択してください。
  6. 下記のように接続テスト結果の画面が出たら、画面最下部の「次のステップへ」をクリックします。
  7. 管理情報を登録のためメールアドレスと管理者アカウント名。パスワードを入力してください。その後「完了」ボタンをクリックしてください。
  8. 下記の画面が表示されたら、インストールは終了です。登録したメールアドレス宛にメールが送付されます。このメールには各種設定方法が記載されていますので、お読みください。

設定

届いたメールに記載してあるURLにアクセスすると、下記のような画面が表示されます。

この画面の右上にある「システムナビ」をクリックすると、下記のようにメニューの項目が表示されます。さらに該当の項目名をクリックすると、それぞれの設定画面が表示されます。

あとは画面にそって設定を進めてください。詳しい手順は、公式ページの「インストールあとのはじめの一歩」を参照してください。

テンプレート

デザインをカスタマイズするためには、テンプレートの制作と設置を行います。手順は公式ページの「テンプレートについて」などに記載されています。専門的で高度な作業となりますが、オリジナルのデザインにするためには必要なステップです。この作業は、制作会社に外注することもできます。

コーポレートサイトならWordPressよりbaser CMSがおすすめ

ここまでいかがでしたか。コーポレートサイト構築には、WordPressよりbaser CMSが向いていることをご理解いただけましたでしょうか。

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